2013年4月27日土曜日

私が初めて起業した時 「その成功と失敗」


先日、自分と同じような経験をされた方にあるメールを打ちました。
少し悩んでおられるように感じたので、
私がいろいろ悩んでいたころに励まされ心に刻んだある言葉をお伝えし、
その時私が思った事などメールにしました。


同じことが起こっても、
それに対して感じることや思う事は人それぞれ違います。

だから、こんなメールは余計なお世話かもしれないと思ったけど、
その方の心の負担が少しでも軽くなればいいなぁという思いと、
こんな考え方もありますよ~というのをお伝えしたいと思い、文章にしました。



私自身のつたない経験でも、
成功や失敗を言葉にして発信すれば、
少しは人のお役にたてるかもしれないと。


今までは、
過去の経験なんておおっぴらに人に話すものではなく、
もし友人や知人で同じように悩んでいる人がいたら、
個別に伝えればいいだけと思っていました。


でも、ふと思ったんです。




私のブログを読んでくださる方がいて、
その方が偶然、同じような悩みや問題を抱えていらっしゃったら、
仮に面識がない方でも、その方のお役にたてるかもしれないと。


そんな思いから、
これからはそんなこともこのブログに書いていこうと思います。


ということで、今日は

私が初めて起業した時 「その成功と失敗」について。


私が初めて起業したのは30歳の時。

出産後半年で仕事に復帰。
フリーランスや派遣社員を経て、その頃私はある会社に正社員で勤務していました。


当時、長男が5歳。
子どもが小さいという事でなかなか雇ってもらえる会社がなく、
ようやく採用されたIT企業で私はシステム開発をしていました。


IT企業は当時から残業や徹夜が当たり前だったけど、
私は皆と同じようにできず、他の社員と歩調があわないということで、
結局、片道3時間の派遣先に左遷命令。

それを断ると、マネージャーから他にいくところはないよ・・・という宣告。

やむなく辞表をだしました。



システム開発の仕事が好きだったので、
なんとか仕事を続けたいといろいろ歩き回る日々。

転職も考えたけど、もうその選択肢はありませんでした。


昔、勤めていた会社や、お世話になった取引先などにも遊びに行きました。


その中で、昔勤めていたM会社のシステム部の部長に言われたんです。

個人のフリーランスじゃダメだけど、
ちゃんと法人として起業するんだったら仕事をお願いするよと!

私に与えられた唯一の選択肢でした。



当時は、株式会社なら資本金1000万円、
有限会社なら300万円の資本金がいる時代だったので有限会社で起業。


登記簿謄本を持って、すぐにM会社にご挨拶に行きました。
約束どおり、すぐに仕事をいただきました。

M会社はグループ会社を数十社持っていて、
そのM会社のシステム部がグループ会社のシステムも仕切っていました。

うちが担当したのは、グループ会社の財務管理システムの開発・メンテナンス。

起業時に、なにも営業することなく数百万の仕事を請け負えたことは、今から思えばすごいスタートでした!


成功:勤務時の仕事の実績が買われ起業時に何もせず数百万の仕事を受注


予断ですが、システム開発は仕入れというものがありません。
ほとんどが人件費。つまり粗利は100%。



最初のシステム開発が終盤に差し掛かる頃に、
また次のシステム開発の仕事が回ってきます。自動的に。

起業から3年間、私は営業ってなに? という感じでした。
だって、ただ目の前の仕事をきちんとこなしていれば、
お取引先のM会社から自動的に仕事が回ってくるからです。

まさしく下請けですね。

目の前の仕事に追われ、
それをこなすために社員を雇い、教育し、
コンピュータや設備、OSなどシステム開発環境を整えました。

当時は汎用機の仕事をしていましたから、大型汎用機の端末は、パソコンとは金額が一桁違います。


儲かってるのかどうか深く考えることをせず、キャッシュが回っているからいいんだと思っていたと思います。

そんな状態で数年が過ぎていきました。


長くなるので、この続きは、また今度書きます。

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