2018年5月29日火曜日

まだ認知症じゃないけど、高齢の母との暮らしでストレスを貯めないコツは?


私は89歳の母と同居しています。(2018年現在)
母は父に大事にというか、わがままを許されて長年暮らしてきたので、箱入り娘ならぬ箱入りおばあちゃんです。父が4年前に他界したので、1人では生きていけない母と私が一緒に暮らしています。


母はまだ認知症の診断はありませんが、しっかりしている時と、すぐに病院で診てもらわないとおかしいという時と、日によってものすごく差があります。

30分前に話したことを忘れるのは日常だし、同じことを何回も説明するのも日常です。

独り立ちした息子たちが、母の好きなお菓子をお土産に遊びにくると「初めて食べたけど美味しいね!!」をもらうたびに繰り返します。

そんな時、以前は「何回も食べてるでしょ!」ってあきれ顔で言ってました。

でも今は「毎回新鮮な感動を味わえていいね。ホントは食べたことあるけどね」と冗談交じりに笑いながら言ってます。


母と一緒に暮らすようになって気づいたのは、そういう衰えを、母自身が一番歯がゆく、また情けなく思っているという事でした。

父が亡くなる直前、自身の情けなさをぶつけるところがなく、家族に暴言を吐いたりしていました。当たり前にできていたことがいろいろできなくなっていく辛さを、家族より本人が一番感じているんだと、判りました。

だから、私は何でも笑いに変えてあげようと決めました。

たとえ大好きな親に暴言を吐かれても、病気のせいだから仕方ないと割り切るようにして、お笑いのボケと突っ込みみたいに、母が笑い飛ばせるように言葉を選んでいます。

何も言わずに私が我慢していると、私もストレスが溜まり、なんで親なのに・・・と気持ちが萎えてきますが、冗談にして言いたい事を言っていると、案外ストレスはたまりにくいですし、母との関係も壊れません。

聞いたことを忘れる・・
メモに書いたのに忘れる・・・

と、母が自分に苛立っている時は、忘れてしまうことにフォーカスせず、その対処法を一緒に考えてあげるようにしています。

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